概要・特徴
| 遺跡名 | 上ノ山遺跡 |
|---|---|
| 所在地 | 美祢市於福町下 |
| 主な時代 | 弥生時代、古墳時代、8世紀 |
上ノ山遺跡は、弥生時代から古代の集落跡です。このうち注目されるのが古墳時代後期の竪穴建物で、作り付けのカマドを有していました。これらのカマドは住居廃絶時に意図的に破壊されるなどの祭祀行為が行われています。特にSB7ではカマド内およびその周辺に約30点の土師器、須恵器が意図的に置かれた状態で出土しており、カマド祭祀の特徴をよく示しています。また8世紀の銅製錬にかかわる遺構遺物も発見されていることから、当時の美祢地域における金属生産の状況を考える資料となりました。
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