まいぶん山口

公益財団法人山口県ひとづくり財団 
山口県埋蔵文化財センター

上ノ山遺跡 美祢市於福町下

SB7カマドと周辺の土器

概要・特徴

遺跡名 上ノ山遺跡
所在地 美祢市於福町下
主な時代 弥生時代、古墳時代、8世紀

 上ノ山うえのやま遺跡は、弥生時代から古代の集落跡です。このうち注目されるのが古墳時代後期の竪穴建物で、作り付けのカマドを有していました。これらのカマドは住居廃絶時に意図的に破壊されるなどの祭祀行為が行われています。特にSB7ではカマド内およびその周辺に約30点の土師器はじき須恵器すえきが意図的に置かれた状態で出土しており、カマド祭祀の特徴をよく示しています。また8世紀の銅製錬にかかわる遺構遺物も発見されていることから、当時の美祢みね地域における金属生産の状況を考える資料となりました。

フォトギャラリー

空から見た上ノ山遺跡
発見された竪穴建物群
SB7
SB7のカマドの構造
SB19・20

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