概要・特徴
| 遺跡名 | 上り熊遺跡 |
|---|---|
| 所在地 | 防府市大字台道 |
| 主な時代 | 中世 |
上り熊遺跡は、防府平野の西端、佐波川河口付近西側の洪積台地上に立地した中世を主体とする集落跡です。掘立柱建物150棟以上や溝・土坑・井戸等のほか、土坑墓・木棺墓・火葬墓や土器を倒置して棺とした墓(倒置土器棺墓)、地下に大きな空洞をもつ穴(地下式横穴)等、多様な遺構を確認しました。建物の棟方向や墓の頭位方向には規制がみられるほか、頭部を失った人骨や遺体を直接石で覆った特異な埋葬例があり、当時の集落構造や埋葬習俗のあり方を考える上で貴重な遺跡です。
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