まいぶん山口

公益財団法人山口県ひとづくり財団 
山口県埋蔵文化財センター

吉永遺跡 下関市大字吉永

遺跡遠景(南東から)

概要・特徴

遺跡名 吉永遺跡
所在地 下関市大字吉永
主な時代 弥生時代前期・後期~終末期

 吉永よしなが遺跡は、響灘に面した豊浦低地にある洪積台地上に位置し、1997年から2003年まで計5回の調査が行われました。弥生時代と中世を主体とする多くの建物跡のほか、弥生時代前期後半の環濠を確認しました。環濠の中からは多量の土器が見つかり、その中には山陰系や畿内系の特徴があるものが含まれていました。ほかにも、舟形土製品がみつかっており、当時の船舶や航海術の様子がうかがえます。このことから、地域の拠点的な集落だと考えられる遺跡です。

フォトギャラリー

吉永遺跡全景(1~3地区)(北西から)
環濠から多量に出土した土器
出土した土器
舟形土製品

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