巡回展「発掘された山口」(田布施会場)講演会を行いました。
令和7年度の巡回展「発掘された山口」を田布施郷土館(田布施町下田布施875-6)で開催しました。これを記念して11月8日(土)に講演会を行いました。
講演会では、「東部地域の縄文文化について」と題して、これまで発掘調査が行われた岩田遺跡(平生町)、田ノ浦遺跡(上関町)、辻花遺跡(田布施町)などの調査成果を紹介し、山口県の東部地域の縄文文化についてお話ししました。同地域の遺跡からは、四国地域や九州地域との交流を示す遺物が多く見つかっています。田ノ浦遺跡(上関町)や辻花遺跡(田布施町)などの遺物は現在、当センターでは展示していませんが、遺跡の調査成果は、発掘調査報告書として県内各所の図書館においてご覧いただくことができます。また、岩田遺跡(平生町)から見つかった遺物は、平生町歴史民俗資料館(平生町193-4)にて展示されています。ぜひ、ご覧になられて山口県の縄文時代の人々の生活に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
本巡回展は現在、ヒストリアながと(長門市総合文化財センター)[長門市深川2660―4]にて12月21日(日)まで開催中です。皆さまのご来場をお待ちしております。

講演の様子