[2016年8月] アーカイブ

2016年8月22日

巡回展(梅光学院大学博物館)で講演会とギャラリートークを行いました

 平成26年度に当センターが実施した発掘調査成果を紹介する巡回展「発掘された山口」が、梅光学院大学博物館(下関市向洋町1丁目1-1)にて、平成28年7月2日(土)~8月26日(金)の日程で開催されています。8月1日(月)に講演会と展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
 講演会では、「遺跡・考古資料から見た下関地域の特性」と題して、写真や図表のスライドを示しながら説明を行いました。海に囲まれている点、九州及び中国・四国・日本海沿岸地域とのつながりが深い点、朝鮮半島・中国大陸に近い点などの地理的特徴を活かして、下関地域が地域間交流の中継点・クロスロードとして歴史的に重要な役割を果たしてきたことが、遺跡・考古資料を通してうかがわれます。こうした旧石器時代から近世幕末期までの具体的考古資料と他地域との比較を交えて、下関地域の特性を紹介しました。
 展示解説では、講演会で紹介した遺跡や考古資料と関連づけて、展示品の特徴などのポイントを簡潔かつ具体的に説明しました。皆様、熱心に聴講していただき、ありがとうございました。
 次の巡回展は、平成28年9月3日(土)~9月25日(日)に防府市文化財郷土資料館(防府市桑山2丁目1-1)で開催されます。梅光学院大学会場ともども、ぜひ、ご見学いただければ幸いです。

巡回展(梅光)講演会等写真(ホームページ).jpg