2016年4月21日
巡回展(長門会場)で講演と展示解説を行いました
今年度第1回目の巡回展「発掘された山口」は、4月1日(金)から4月24日(日)まで、ながと歴史民俗資料室(長門市東深川2664-4)で開催中です。去る4月16日(土)には記念講演と展示解説を行いました。
講演会では、「須恵器、そして萩焼へ ~陶器づくりの技術とその変遷~」と題して、長門市に縁の深い須恵器や萩焼の窯を中心として、陶器づくりの変遷について、過去の発掘調査のスライドを交えながらお話しました。その後の展示解説では、平成26(2014)年度の発掘調査の出土品について解説を行いました。休日にもかかわらず、約20人の方々にご参加いただきました。参加者からは、「製塩土器からどうやって塩をつくるのか」といった質問や、「最近はイノシシが多いから、落とし穴を使ってみようか」といった感想が聞かれました。なかには、熱心にメモを取る方もおられるなど、埋蔵文化財への関心の高さを肌で感じた一日でした。
次回の巡回展は、4月29日(金)から周防大島町文化交流センター(周防大島町平野417-11)で開催の予定です。身近で、県内各地の埋蔵文化財を目にすることのできる絶好の機会です。ふるってご来場ください。
