[2011年2月] アーカイブ

2011年2月17日

第39回展示「掘っちょる山口2009 土の中にはドキドキがいっぱい」は終了しました

第39回展示「掘っちょる山口2009 土の中にはドキドキがいっぱい」は2月16日をもって終了しました。ご見学いただきありがとうございました。なお展示室は展示入れ替えのため、2月17日から3月31日まで閉鎖いたします。4月1日から新たに第40回展示「掘っちょる山口 ~土器メント2010~」と題して平成22年度発掘調査成果展を行いますので、どうぞご期待ください。

2011年2月15日

平成23年度/埋蔵文化財公開普及事業「発掘された山口」-山口県埋蔵文化財センター巡回速報展-開催のお知らせ

 当センターでは、前年度に実施した発掘調査における主な出土品を施設内展示室で公開していますが、一人でも多くの県民の皆様方が身近に見学できるよう、県内各市町の教育委員会や大学などにこれらの資料を貸し出して巡回展示しています。
 平成23年度の会場及び期間は、別表のとおりです。また、開催期間中には、当センター職員による講演及び展示解説(ギャラリートーク)がありますので、あわせてお知らせします。
 ※開催期間および会場一覧表はこちら

2011年2月10日

平成23年度「山口お宝展」協賛展示開催のお知らせ

萩城外堀出土ガラス.jpg 南蛮渡来のギヤマン -萩城跡外堀地区出土のガラス器-
山口県埋蔵文化財センターでは、「山口お宝展」(主催:山口商工会議所)に協賛し、施設内エントランスホールを利用して所蔵資料を展示し、広く埋蔵文化財の公開・普及につとめてまいりました。
 今年度の展示は、「南蛮渡来のギヤマン-萩城跡外堀地区出土のガラス器-」と題して、2月14日(月)~3月30日(水)に開催いたします。  萩城の外堀が完成したのは、築城14年後の元和8(1622)年のことです。当初、堀は、幅20間でしたが、まもなく町屋が進出し、その後の埋め立てで14間、さらに8間となって、しだいに狭められて行きました。
 この萩城跡外堀地区で街路整備が計画され、これに先立って平成9年度
から8年間にわたり山口県埋蔵文化財センターが発掘調査を実施しました。
 その結果、町屋の敷地割りや建物の礎石、井戸などが発見され、陶磁器や木製品、金属製品・ガラス製品など多種におよぶ遺物が出土しました。とくに、ガラス製品には、ヨーロッパからの輸入品(ギヤマン)と思われるものがあり、富裕な商家が存在したことを想起させます。
 今回は、この「ギヤマン」にスポットを当てて紹介します。カットロルフ瓶/花文様のガラス瓶/ガラス杯の脚<いずれも破片>の展示に、実測図や説明文を加えて、わかりやすい内容としています。